Windows 8 CP のアクセシビリティ「ナレーター」
Microsoft の次期OSが「Windows 8 Consumer Preview」と言う一般ユーザーにテストしてもらいたいということで公開され、どなたでも自由に使えるようになっています。私も既に使ってみています。世の中は不思議なことだらけ: Windows 8で紹介していますので、またご参照ください。
さて、Windows 8 Consumer Preview のアクセシビリティ、Windows に標準でついている「ナレーター」を確認してみました。
Windows 7までのナレーターは、日本語版で起動させた場合、「現在の Windows 言語に一致する音声合成の音声をインストールしてください」というメッセージが表示されました。
それと同時に、女性の音声ガイドが英語で流れ始めました。そう、日本語版のWindows 7なのに、英語でしか音声ガイドしてくれなかったのです。
ところが、Windows 8 Consumer Preview は違っていました。
Windows 8 Consumer Preview の「Microsoft ナレーター」は、Windows + Enter キーで起動します。そして、日本語での女性の音声が流れました!音声は、Microsoft Haruka Desktop さんでした。
「Microsoft ナレーター」ダイアログは、メトロ アプリの「デスクトップ」で確認できます。Windows 8 CP をインストールしてある私のノートパソコンは、タッチ対応スクリーンなのですが、ナレーターを起動させてもタッチに対しての音声ガイドはしてくれませんでした。「デスクトップ」へは、スタート画面上の Windows 8 アプリが選択されていれば、矢印キーで移動可能。ただ、初回は、どこにデスクトップが配置されているのか、晴眼者に教えてもらう必要がありそうです。「デスクトップ」が選択できたら、Enter キーで開きます。
デスクトップでは、まず、こんなナレーターのメッセージが開いていました。
このメッセージには、下記のように記載されていました。
ナレーターのタッチ機能を起用するには、4本指の入力に対応したタッチスクリーンが必要です。ナレーターのタッチ機能は使用できませんが、キーボードとマウスでナレーターを使用できます。続行するには、Space キーを押してください。
私のノートパソコンは、4本指での入力は無理です。そういうことで、ナレーターでのタッチ機能は使えないもよう。なお、このメッセージは、初回だけ起動し、後は、ナレーターを起動させても出て来なくなりました。
初回のメッセージを閉じると、「ナレーターへようこそ」ダイアログが開きました。「全般」、「ナビゲーション」、「音声」そして「コマンド」と項目があります。
ナレーターのコマンドは、Windows + Alt + F1 キーで確認できました。
読み上げの停止は、Ctrl キーです。
また、ナレーターの「全般」、「ナビゲーション」、「音声」そして「コマンド」のダイアログは下記の通りです。
なお、「音声」では、日本語の「Microsoft Haruka Desktop」だけでなく、英語用の「Microsoft Zira Desktop」も選択可能でした。
ただし、表記されている文字列から、日本語なのか英語なのかの自動選択して、音声エンジンを切り替えてくれるようにはできないもよう。
なお、どの部分を選択していて読み上げているのかわかるよう、太い青い線で囲んで教えてくれるようにもなっています。
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