保護者向けの悪質チェーンメール
数年前のことなのですが、富山県内でもこんな噂が出まわっていたことがありました。
「子供をトイレに連れ込んでイタズラをする事件が起きた」
ちょうど市内に大型ショッピングセンターが開店された時期。そのショッピングセンターでこんな事件が起きたらしい、というもので一時期どの学校のPTAも寄ると触るとその話題になったものです。
私は、その当時、PTA執行部にいた関係で補導委員会や警察署の生活安全課とも連携していましたので、すぐに全くのデタラメであることがすぐに判明したのですが・・・
それがまた「その保護者が子供が傷つく恐れがあると判断したから、隠したのだ」と尾ひれも付いて、新たに情報が流れ出たこともありました。
さて、2007年10月08日付けでにasahi.comで掲載されていた保護者を狙った悪質チェーンメール。
asahi.com:「スーパーで幼児被害」 悪質チェーンメール、全国へ
メール本文にはこんな風に書いてあるようです。
「たくさんのママにまわして、子供を守ろう」
この文面は、情報を大勢に流して皆で注意するよう促しているかのように見えます。しかし、残念ながらこういう「たくさんの人にメールをまわして・・・」と書いてあるものは、チェーンメールであり、内容は、デマやデタラメです。
本当にこういう注意を促すための情報提供であるのならば、学校からお知らせの手紙が配布されるか、ちょっと進んだPTAならば、そのPTA専用メーリングリストや「お知らせメール」から配信されてくることでしょう。
また、この記事を書くにあたって、いくつかこの迷惑メールに関するようなことを書いているブログを読んでみました。「うっ!」と思ったのが「さっき送ったメールは、チェーンメールでした。だから、もうそのメールは、流さないで!」とメールで送ったという方々。。。
すみません。それも、チェーンメールになってしまうのですよ。
チェーンメールをまわしたら何故いけないのか?!ということは、私のサイト「チェーンメールについて」をご参照ください。
こういう情報を「あなたがメールで皆に知らせなさい!」ということは、ありえません。チェーンメールは自分のところで止めましょう。後は、学校へ連絡を入れてみるのも手です。とにかく、「メールで対処する」ということはしないでください。
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