「サービスとサブスクリプション」にどんな表示になるのか?【2019年7月】
その昔、Office Premium 搭載機を購入し、セットアップしました。この度、パソコンの調子が悪くなったので、初期化しました。そうしたところ、Word や Excel が利用できなくなりました。再インストールしようと、パソコン購入時に付いてきた、Office Premium のプロダクトキーを入力してみたのですが、エラーになってしまいました。「サービスとサブスクリプション」にアクセスしてインストールするよう、教えてもらったのですが、私の Microsoft アカウントではうまくいきません。「サービスとサブスクリプション」にどういう風に表示されると再インストールできるのでしょうか?
このような質問で、2018年12月に 「サービスとサブスクリプション」にどんな表示になるのか? を紹介しました。しかし、あれから、「サービスとサブスクリプション」のページの表示に変更がありました。そこで、2019年7月の環境で、紹介し直します。
まず、プロダクトキーを入力すると表示されるエラーコードですが、下記のような感じだそうで、2パターンあるようです。
- エラーコード:2042 「申し訳ございません。このプロダクトキーは既に使用済みか、または別のMicrosoftアカウントで一部が使用されています。以前に使ったMicrosoftアカウントでやり直しか、カスタマーサポートに問い合わせてください。」
- エラーコード: 4104 「申し訳ございません。officeのセットアップ中に問題が発生しました。しばらくしてからやり直すか、カスタマーサポートにお問い合わせください。」
Office Premium の再インストールは、「Office Premium のカード」に記載されているプロダクトキーを使いません。「サービスとサブスクリプション」へアクセスして行います。そして、その時、サインイン時に使う Microsoft アカウントは、Office 製品を初回セットアップしたものでなければなりません。
Office Premium の初回セットアップに使った Microsoft アカウントとは違うもので、「サービスとサブスクリプション」にアクセスすると、下記のような感じの表示になります。「その他のサービス」の中に「Office 365」が見つかりますが、これを開くと Office 365 Solo を購入できるページが開きます。
初回、Office Premium をセットアップする際に使った Microsoft アカウントで「サービスとサブスクリプション」にサインインすると、下記のような感じの表示です。Office Premium 製品の再インストールは、「Office ***** Premium 2013」の「インストールする」を押すとできるようになっています。なお、「Premium」の後に「2013」と表示されていますが、インストールすると「Office 2013」ではなく、最新版の Office 365 が利用できるようになります。
また、よく聞かれるのが「プロダクトキーの表示」で表示されたプロダクトキーと「Office Premium のカード」に記載されているプロダクトキーが違うということです。「Office Premium のカード」に記載されているプロダクトキーは、初回セットアップ用のもので、この「サービスとサブスクリプション」のページを作成するために使われます。Office Premium をこのページからインストールすると、プロダクトキーは、自動的に適切なものが入力されます。ただ、環境によっては、うまくいかない場合もあります。その際は、「プロダクト キーの表示」でを使って入力し直してみてください。
Office Premium の利用権利を持っていても、Office 365 サービスを更新していない場合、「Office 365 サービス」は、「キャンセルしたサブスクリプション」内に移動しています。ただし、「Office 365 サービス」を更新していなくても、Office Premium の再インストールは可能です。「インストールする」を押すとできるようになっています。
「Office 365 サービス」を更新したい場合。「更新」を押すと、Office 365 サービスの購入ページへ移動できます。このページの「Office 365 サービス」の「今すぐ更新する」を押します。
「Office 365 サービス」の購入ページへ移動します。しかし、「Office 365 サービス」の利用権限が切れている Microsoft アカウントでアクセスすると、「お客様は本製品をご購入いただけません。」と表示され、Office 365 Solo を購入するよう促されます。
Office Premium についている「Office 365 サービス」の店頭販売は、既に終了していますので、この Web ページでしか購入できません。
Office 365 サービス継続中の場合は、次のように表示されます。「カートに追加」ボタンを押せば購入できます。「Office 365 サービス」は、継続して利用した方がいいでしょう。
「利用資格を確認」を押してみるのですが、「Microsoft アカウント」を確認する方法しか紹介されておらず、実際に購入できるようにはなりませんでした。
2019年7月中旬から、Office 365 サービスは、一度利用期限を切らしてしまうと、更新不可になっています。Office 365 サービスを継続して利用したい場合は、有効期限前に更新するか、自動更新の設定にしておくといいでしょう。
さて、最後に、Office 365 Solo が利用できる場合の「サービスとサブスクリプション」は、下記のような感じです。
Microsoft アカウントを1年以上利用していなかった場合は、データが削除されてしまっている恐れがあります。この場合は、そのアカウントに Office Premium の利用権利があったことも削除されてしまっています。そういう場合は、Microsoft サポート に相談してみてください。
2019年8月5日 追記:
改めて、Office Premium の Office 365 サービスが利用できる Microsoft アカウントで Microsoft ストアの「Office 365 サービス」購入ページにアクセスしてみました。すると「お客様は本製品をご購入いただけません。」と表示されてしまいました。これは、定期請求が有効になっていないと厄介かもしれません。
2019年8月8日 追記:
「Office 365 サービス」購入ページの「お問い合わせはこちら」を使ってサポートを受けまして、定期請求を有効にすることができました。これで、「年次請求のメンバーシップ」と表示されるようになります。
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コメント
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Office365サービスの期限が切れたため今年も更新しようとすると「お客様は本製品をご購入いただけません。」と出たためサポートに確認してみるとどうやら
1.サービスの販売自体は終了している
2.サービスの更新そのものは"サービス期限中のみ"可能
3.つまり期限切れに気がついてからのサービス更新は不可能なためsoloを買うしかない
4.これらの変更は2019年7月中旬にひっそり行われた
ようです
払う金額が一気に2倍になるので困惑していますがお役に立てれば幸いです
投稿: udonco419 | 2019年8月 5日 17:13
udonco419 さん、情報を恐れ入ります。
追記しておきましょうね。
ありがとうございました。
投稿: ラム | 2019年8月 5日 17:25
ありがとうございます。
このような状況なのでOffice Premiumをお使いでOnedriveを100GB以上使用している方(私はOnedriveをバックアップとして300GBほど使っていました)は今すぐ自動更新をオンにすることを強くおすすめします。
ひとたび期限が切れるとOnedrive1TBなどのサービスは6000\/年では2度と使えなくなってしまいます。
逆に100GB以下の方はそのままonedriveの100GBプランなどに移行しても構わないと思います。
投稿: udonco419 | 2019年8月 5日 17:38