Office のライセンス認証ができません
Windows 10 パソコンを新規購入しました。これには、Microsoft Office が付いています。セットアップしたところ、何を間違えたのか「ライセンス認証できません」と表示されてしまいました。こんな場合、どうするといいのでしょう?
似たような現象を2018年8月23日に プレインストール版 Office 2016 なのに Office 365 と表示される で紹介しました。あの頃は、Office 2016 搭載機を購入したのに、Office Premium でセットアップされてしまったという感じでした。
2019年3月現在は、より複雑になってきています。
- Office 2016 搭載機に Office Premiumをセットアップ
- Office 2019 搭載機に Office Premiumをセットアップ
- Office 2016 搭載機に Office 365 Solo 体験版をセットアップ
- Office 2019 搭載機に Office 365 Solo 体験版をセットアップ
- Office Premium 搭載機に Office 365 Solo 体験版をセットアップ
特に多いのは、Office 365 Solo がインストールされてしまう現象です。最近のプレインストール版 Office 製品は、セットアップしライセンス認証を完了すると「Office を最大限に活用しませんか?」という画面が表示され「Office 365 Solo」を利用するよう勧められます。
参考:セットアップ方法 - プレインストール版 Office 2016 セットアップ - Microsoft Office より
この画面、「Office 365 を購入」と「試用版サブスクリプション」のボタンが目立っていますので、「Office 365の1ヶ月有効のお試し版もインストールされている」と感じるのかもしれません。「後で通知する」を押せばいいのですが、「試用版 サブスクリプション」ボタンを押してしまうようです。
まずは、購入したPC にどんな Office 製品が付いてきたのかを確認します。これは、Office をセットアップした際に使ったプロダクトキーが記載されているカードで確認します。
次に、PCにどんな Office 製品をセットアップしたのか確認します。Office 製品が起動する場合は、WordやExcelなどを起動し、「ファイル」-「アカウント」を開き、右側の「製品情報」で確認できます。下記は、Office Premium の場合です。
特に気をつけて欲しいのが製品情報のところに「追加ライセンス情報を表示する」という表示がないかどうかです。下記は、Office 2016 ですが、「追加ライセンス情報を表示する」が見えます。
あった場合は、開くと複数の Office 製品がインストールされていることになります。下記は、Office 2016 と Office 365 Solo がインストールされている場合です。
このようにすべての製品のライセンスを所持している場合は、問題なく利用できます。しかし、ライセンスのない製品をインストールしてしまった場合は、「ライセンス認証が必要です」と表示されます。
例えば、Office Premium が他のPCで間違ってインストールされてしまっている場合、ライセンス認証をしてみますが、利用権利のないPCでの場合は、「ライセンス認証の回数が上限に達しているため」と認証できません。
ライセンス認証をしないでいると、Word や Excel などは起動できないようになります。製品情報が確認できない状態になっている場合は、「設定」-「アプリ」-「アプリと機能」を開き、「Office」で検索します。複数の Office 製品をインストールしてしまっていた場合は、間違った方を選択し、表示される「アンインストール」ボタンを押してアンインストールします。
また、Office 365 Solo は、「アプリと機能」で「Microsoft Office 365 – ja-JP」と表示されます。これも不要な方を選択して「アンインストール」ボタンを押し、アンインストールします。
不要な Office 製品のアンインストールが完了したら、コンピューターを再起動します。再起動後、Office 製品を起動して、メッセージが表示されたらサインインし、ライセンス認証ができるかどうか確認します。また、「ファイル」-「アカウント」を開き、右側の「製品情報」に正しくプレインストール版 Office 製品が表示されているかどうか、「追加ライセンス情報を表示する」が非表示かどうか確認します。
しかし、プレインストール版だけになったはずなのに、それでもライセンス認証がうまくできない場合は、トラブルシューティングをしてみましょう。下記ページの「手順4」に各 Office 製品に応じた回復アシスタントがダウンロードできるようになっています。
Office のライセンスのない製品というエラーとアクティブ化のエラー - Office サポート
それでも、ダメだった場合は、プレインストール版 Office 2016 なのに Office 365 と表示されるで紹介したPC内に残っているプロダクトキーを削除してみてください。
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