Windows 10 IP:Snipping Tool に削除予告と新機能「画面スケッチ」の使い方
日本時間の2018年6月の28日に、Windows 10 Insider Preview 版に Build 17704 が配信されました。
Announcing Windows 10 Insider Preview Build 17704 - Windows Experience Blog
Build 17704 で Snipping Tool を起動させると、こんな表示になります。
予告
Snipping Toolは今後のアップデートで削除されます。機能が向上した画面スケッチの画面領域切り取りを試してみてください。
Windows Vista からお目見えした Snipping Tool も、とうとうなくなりますか!私も2007年7月に、紹介しています。
とはいえ、公式ブログにも「Currently, we are not planning to remove the Snipping Tool in the next update to Windows 10(訳:現在、私たちは、Windows 10 への次の更新で Snipping Tool を削除する予定ではありません」とありますので、もうしばらくあることでしょう。
しかし、私の周りでは、「新ツール慣れれるかな」「すごく愛用しているのに!」と不安の声が上がっています。
そこで、現状、この「画面スケッチ」で画面切り取り方法を紹介しましょう。
参考:Announcing Windows 10 Insider Preview Build 17661 - Windows Experience Blog
まず、「画面スケッチ」は、現在「Screen Sketch」という名前で、すべてのアプリから見つかります。
Screen Sketch を起動すると、こんな感じ。
Screen Sketch の「New」を押すと、画面のキャプチャーが開始します。なお、この画面のキャプチャーは、Screen Sketch を起動させていなくても Win+Shift+S キーを押せば開始します。
画面上部に利用できるツールが表示されています。利用できる画面キャプチャーのモードは次の3つ。「四角形クリップ」「フリーフォームクリップ」「全画面表示クリップ」です。
Snipping Tool でできる「ウィンドウの領域切り取り」がないのが、ちょっと残念。「遅延」は、メニューなどをキャプチャーしたい画面を表示してから、Win+Shift+S キーを押しても消えないので、特になくても問題ないかもしれません。(もし、「これが撮れない!」という場合は、フィードバックHubで報告しましょう!)
さて、キャプチャーしたいか所をマウスでドラッグすると、範囲指定ができます。
ドロップすると「Screen Sketch」内に取り込まれます。
後は、ボールペンや鉛筆、蛍光ペンなどで描画可能。
Snipping Tool よりも機能が追加されているので、定規を使って線を引くことやトリミングも可能です。
しいて言えば、基本図形で四角や丸、三角、線や矢印も描画できるといいですね。そして、文字入力もできたら、いいなぁ。フィードバックHubで要望を出しておきました。
Screen Sketch でクリップにウィンドウの領域を追加して欲しい
2018年7月3日 追記:
フィードバックがコレクションに追加されましたので、そちらで投票ください。
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