新しい Surface Pro を買ったら
新しいパソコンを買ったら、いろいろやることがあります。Surface も同様です。2014年7月30日に家族が Surface2 を買った際、Surface を買ったら という記事を書いていました。しかし、今読み直すとかなり古いです。また、実際に作業してみたところ、Surface Pro3の時とかなり変わっていますし、Microsoft の公式ページでも古い情報で、わかりづらい部分がありました。そこで、2017年9月現在で、どんなふうにしておくといいのか紹介します。
サインインは 以前使っていた Microsoft アカウントで!
既に Windows 10 パソコンを使っている。もしくは、OneDrive や Outlook.com といった Microsoft のサービスを利用している場合は、Microsoft アカウントを持っていることでしょう。この Microsoft アカウントとパスワードを入力できるよう準備します。
また、すでに Windows 10 を使っている場合は、「設定」-「アカウント」-「設定の同期」で「同期の設定」が「オン」になっているかどうか、「個別の同期設定」がどんなふうになっているか確認します。「同期の設定」が「オン」になっていれば、以前のWindows 10の設定がそのまま新しい Surface Proでも引き継がれます。「個別の同期設定」で、引き継いで欲しくない部分を「オフ」にしておけば、その設定は引き継がれません。
Surface Pro のセットアップ開始
Surface Proに電源ケーブルを接続し、電源コンセントを差し込みます。Surface Proに電源が供給されているのを確認したら、電源ボタンを押します。以上でセットアップ開始です。以前のタイプでは、キーボードを接続し、ペンも準備しておくとありました。しかし、新しい Surface Proでは、キーボードとペンなしでもセットアップできました。
Surface Proのセットアップを開始すると、途中「設定する方法を指定してください」と表示されます。個人が家庭で使う場合は、「個人用に設定」を選択して「次へ」進みます。企業や法人で使う場合は、IT管理者の指示に従ってください。
「個人用に設定」で進むと、「Microsoft でサインイン」の画面になります。既にお持ちの Microsoft アカウントを入力して「次へ」進んでセットアップします。
途中、下記のような感じの顔認証のセットアップ画面になります。簡単にセットアップできますので、ここで済ませてしまうといいでしょう。
※この画面は、似たような感じで作ってあります。実際のものではありません。
参考:Windows Hello | Windows 10 | Microsoft
セットアップが済むと、デスクトップの画面が表示されます。すぐに使いたいことでしょう。しかし、もうちょっと作業することがあります。
USB 回復ドライブを作る
Windows 10 は、PCに不都合が生じた際、「設定」-「回復」で回復することができます。しかし、これは、PCが起動して「設定」が開ければのことです。PCが起動できない、「設定」が開けないぐらいの重症の場合は、あらかじめ回復ドライブを作成して USB に保存しておくと便利です。Surface Proの場合は、次のようにして作成します。
- コントロールパネルの「回復」-「回復ドライブの作成」を開く
※コントロールパネルは、タスクバーの検索欄で「コントロールパネル」と入力すると見つかります。 - 「ユーザーアカウント制御」が開いたら、「はい」ボタンを押す
- 「システム ファイルを回復ドライブにバックアップします」のチェックがついていることを確認し、「次へ」ボタンを押す
- 「8GB 以上」とあるので、8GB の USB メモリーを接続する
※接続したUSBメモリーは、フォーマット(データをすべて消去)してから、回復ドライブ用のデータを保存します。大事なデータが保存されている USB メモリーを使ってしまわないよう、ご留意ください。 - 「次へ」ボタンを押す
- 内容をよく確認して「作成」ボタンを押す
- しばらく待つ
- 「回復度リブの準備ができました」と表示されたら、「完了」ボタンを押す
- 通知領域の「ハードウェアを安全に取り外しメディアを取り出す」を押して、接続した USB メモリーを選択
- 「ハードウェアの取り出し」の通知が表示されたら、USB メモリを抜く
作成した USB 回復ドライブは、無くさないように、保存しておきましょう。
参考:回復ドライブを作成する
なお、USB 回復ドライブは、「同時期に同じモデルの Surface を買ったから、そこから使いまわそう」ということができません。必ずその機専用の USB 回復ドライブを使う必要があります。作成し忘れてしまった場合は、下記ページから「シリアル番号」を入力するとダウンロードできます。
Microsoft Surface の回復イメージをダウンロードする
Windows Update をする
初期セットアップ完了時に、インターネットにつなげると、更新プログラムがインストールされます。しかし、これでは、まだ足りていないことが多いです。パソコンで作業を開始する前に、「設定」-「更新とセキュリティ」-「Windows Update」と進んで、「更新プログラムのチェック」ボタンを押し、更新プログラムが残っていないかどうかチェックします。
Office Premium のセットアップ
Surface Pro を日本で購入した場合は、Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスがついてきます。これは、Word や Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote といった Office 製品を常に最新版でパソコンが壊れるまで使えます。そして、個人用 Office 365が1年間無料で使えます。
Surface Pro3を購入した際も「Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」がついていたのですが、2017年9月現在は、かなりセットアップ方法が変わっていました。
まず、スタートメニューを開くと、WordやExcelなどのタイルがもう見えます。どうやら、すでにOffice 製品はインストール済みのもようです。
しかし、すぐに、使えるようになっていませんでした。Word などを起動してみると「こんにちは。始める前に…」というセットアップを促す画面が表示されます。「はじめに」ボタンを押してセットアップを開始します。
「プロダクト キーの入力」画面が表示されます。
Surface Pro の箱の中に「Office Home & Business Premium」という2つ折りになっているカードが入っています。
このカードを開いて、左下の「プロダクト キー」と呼ばれる5桁が5個、25文字の英数字を「プロダクト キーの入力」欄に入力します。「ー」が記載されていますが、それは気にせず、英数字を入力します。「-」は、自動的に入力されます。
なお、私のカードはそんなに見づらくないのですが、カードによっては、何と記載されているのか判別しにくいタイプがあるとのことです。特に多いのが、アルファベットの「Q」(キュー)を「O」(オー)や数字の「0」(ゼロ)で入力してしまうようです。「O」(オー)と「0」(ゼロ)は、プロダクト キー内には使われていないとのことですので、「Q」(キュー)で入力してみてください。
プロダクト キーが入力で来たら、「次へ」ボタンを押します。「Microsoft アカウントでサインイン」の画面が表示されます。Microsoft アカウントでサインインします。
初回使った Microsoft アカウントで、利用権利が紐づけられます。そして、いったん使った Microsoft アカウントは後から変更することができませんので、ご留意ください。
Microsoft アカウントでのサインインが完了し、「最新情報をお知らせします」の画面になったら、内容をよく読んで「次へ」ボタンを押します。
「最初に行う設定です」が表示されたら、内容をよく読み、必要であれば「詳細を表示」で確認。「同意する」ボタンを押します。
「Office へようこそ!」画面が表示されたら、「○○ の使用を開始」ボタンを押すことで製品を利用することができます。
なお、以降は、Officeのマイアカウントページに初期セットアップで使った Microsoft アカウントでサインインすれば、再インストールなどができます。
Surface アプリでユーザー登録
Surface のユーザー登録もしておきましょう。「Surface」アプリを使えば簡単です。「Surface」アプリは、スタートメニューを開けばすぐ見つかることでしょう。
起動したら、「はじめに」ボタンを押します。これで「あなたの Surface について」が表示されます。ユーザー登録に必要な「シリアル番号」などもここに表示されています。確認できたら、「今登録する」ボタンを押します。
ブラウザが起動して、Microsoft サポート:デバイスの修理 マイ Microsoft デバイス ページが開きます。「新しいデバイスの登録」を押すと、追加登録ができます。
2017年11月30日 追記:
よく聞かれるのが、Surface のバッテリーを長持ちさせる方法や寿命を延ばす方法。Windows 10 Ver.1709 からは、バッテリー重視に使うかパフォーマンス重視に使うのか設定が可能です。
参考:Windows 10:バッテリー節約がスライダーで調整可能(Ver.1709)
Surface のバッテリーと電源
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