Word 2016 で文章校正がうまくできない
Word 2016 を使っています。文章校正をよく使うのですが、最近になって表示される線が変わりました。以前は、赤い波線と青い波線だったのですが、今は、赤い波線と青い二重線になりました。そして、何だかうまく機能していないような気がしています。これは、どうなってしまったのでしょう?
Word 2016 バージョン 16.0.7571.7063 で確認してみました。
まず、以前のバージョンでは、スペルチェックが赤い波線、文章校正が青い波線で表示されました。それがスペルチェックはそのまま赤い波線ですが、文章校正が青い二重線に変わっています。これは、2016年10月に更新された Word 2016の新機能です。新しい「文書作成アシスタント」が追加されました。
Word 2016 for Windows の新機能 - Word 「より品質の良いドキュメントを作成する」より
Word 2016 のエディターは新しい文書作成アシスタントで、強化された文書校正や編集サービスが提供され、エラー無しのドキュメントを作成できます。エディターは機械学習と自然言語処理技術を利用して、文書校正に役立つ提案をします。特定の単語や語句が文書内で適切ではない理由のコンテキストが提供されるので、その結果ユーザーが学び、より良い文章を作成することができます。
エディターは視覚的な合図を使用し、スペルチェック (赤の破線)、文書校正 (青の二重下線)、文書のスタイル (金の点線) を区別します。フラグが設定された単語を右クリックすると、候補が表示されます。関連のある候補を選択し、エラーを修正します。コンテキスト メニューから [音声読み上げ] を選択すると、候補が読み上げられます。
ということで、文章校正が青い波線から青い二重線に変わりました。
なお、説明文では、「文書校正」、「スペルチェック (赤の破線)」と記載されています。英語版で確認したところ、「文書校正」の部分は「grammar」となっていました。これは、日本語版 Wordで確認すると「文章校正」と表示されます。また、「(赤の破線)」は「(red squiggle)」 となっていましたので「(赤の波線)」が正しいです。これは、翻訳ミスでしょう
さて、印が付いたところで右クリックすると「候補」が表示されるとのこと。実際に確認してみると、「候補」が表示されません。下記の画像のように、右クリックすると「ハイパーリンク」「新しいコメント」「変換候補」が表示されました。
ところが、英文で確認してみると、できました。
英文の青い二重下線で右クリックすると表示されるメニュー内に「文章校正」があり、修正候補が表示されます。
よく確認すると Word 2016 for Windows の新機能 - Word 「より品質の良いドキュメントを作成する」の「注」にこんなことも記載されています。
注: エディターの機能は、 Office 365 サブスクリプションがある場合にのみ使用できます。表示し、現在エディターを使用して、英語、校正言語を設定する必要があります。その他の校正言語のサポートをすぐに追加する予定です。さらに、お展開エディター サービスを徐々 に新しい校正機能をすぐに表示されない場合にも心配しないでための次のいくつか週間です。
機械翻訳なので、少し変な日本語ですが、まだ英語のみの対応で、日本語では機能していないようです。
なお、「校正」タブにある「スペルチェックと文章校正」を使えば、日本語でも対応していると思います。
日本語での対応が済むまで、しばらく、様子を見てください。
2017年4月24日 追記:
Word 2016で日本語でも文章校正ができるようになったのを確認しました。詳細は、Word 2016で日本語でも文章校正ができるようになった でどうぞ。
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