Windows 10 を起動すると Windows Defender は無効と表示される
Windows 7からWindows 10にアップグレードしました。Windows 10を起動させると「Windows Defender」が起動して「このアプリは無効になっており、コンピューターを監視していません」と表示されます。Windows 7の頃に、Microsoft Security Essentialsをインストールして使っていました。Windows 10でも Microsoft Security Essentialsが機能しています。なのに、なぜ「Windows Defender」で「無効」と表示されるのでしょうか?
Microsoft Security Essentialsは、Microsoftのウイルス対策ソフトです。無料でインストールでき、ウイルス、スパイウェア、その他の悪意のあるソフトウェアから家庭や小規模ビジネスの PC を保護するリアルタイム保護機能を備えています。
Microsoft Security Essentials ダウンロード ページで「システム要件」を確認してみてください。
サポートされるオペレーティング システム
Windows 7, Windows Vista
となっているように、Windows 10はありません。
Windows 10に Microsoft Security Essentialsをインストールしようとすると、「Microsoft Security Essentials のインストールエラー」が表示されます。
このメッセージには次のように書かれています。
Microsoft Security Essentials をインストールする必要がありません
お使いの Windowsには、Windows Defender の更新されたバージョンが含まれているため、Microsoft Security Essentialsと同じレベルの保護が提供され、その他の点でも大きく改善されています。
Windows VistaやWindows 7までは、何らかのウイルス対策ソフトが必要でした。しかし、Windows 8以降、ウイルス対策は、Windows に標準搭載されています。
参考:Windows 8 CP 用のウイルス対策ソフトウェア
これは、Windows 10も同様です。「Windows Defende」がWindows 10のウイルス対策ソフトです。
一般的に、ウイルス対策ソフトは、複数インストールできません。複数インストールされているとお互いが相手を「ウイルス」と判断し、不具合を起こします。
今回もWindows 10 標準の Windows Defender が搭載されているにも関わらず、Microsoft Security Essentialsも働いているので、「Windows Defender は無効」と表示されたのでしょう。通常は、Microsoft Security Essentialsがインストールされている Windows 7をWindows 10へアップグレードさせると、Microsoft Security Essentialsは自動的にアンインストールされるはずなのです。しかし、削除されないままWindows 10へアップグレードが完了してしまった模様です。そんな場合は、次のようにして、Microsoft Security Essentialsをアンインストールするわけですが・・・
Win+X キーを押して、「コントロールパネル」を選択「プログラム」の「プログラムのアンインストール」を選択「プログラムと機能」が開くので、一覧から「Microsoft Security Essentials」を選択して、「アンインストール」を実行します。アンインストールされたら、パソコンを再起動します。
Microsoft Security Essentialsがアンインストールできない場合
Windows 7で古いタイプの Microsoft Security Essentials を利用していた場合、Windows 10にアップグレードしても削除されず残ってしまう現象があるとのことです。その場合は、まず、Microsoft Security Essentialsを次のように停止させてみましょう。
参考:Windows10 で Security Essentials をアンインストールする(成功編) - パソコンを便利に!!
- 通知領域の「隠れているインジケーター」を開いて、Microsoft Security Essentialsのアイコンを押して、「開く」を押します。
- Microsoft Security Essentialsの「「設定」タブで「リアルタイム保護」を開いて、「リアルタイム保護を有効にする」のチェックを外して、下の「変更の保存」ボタンを押します。
- パソコンを再起動させます。
また、アンインストールできない Microsoft Security Essentials は、プログラムのインストールまたは削除をブロックしている問題を解決する からダウンロードできるトラブルシューティング ツールで解決できるとのことです。
パソコンが再起動したら、現象がどうなったか確認します。コントロールパネルから「セキュリティとメンテナンス」を開いて、「セキュリティ」で「ウイルス対策」内で「Windows Defender」が「有効」になっているかどうか、確認します。
もしくは、「設定」-「更新とセキュリティ」ー「Windows Essentials」で「リアルタイム 保護」が「オン」になっているかどうか、確認してもいいでしょう。
Windows Defenderが今まで無効になっていた場合は、最新になっていないことでしょう。コントロールパネルにある「Windows Defender」や、「設定」-「更新とセキュリティ」ー「Windows Essentials」にある「Windows Defenderを開く」を押して起動し、「更新」タブで最新の状態に更新します。
後、「ホーム」タブでパソコン内をスキャンしてみるといいでしょう。
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