Office 365 Beta Lync 2010 のオンライン会議でプレゼンテーションをする
Office 365 Beta の Lync 2010 オンライン会議で「プログラム」を共有してみたの続き。
今回は、Lync 2010 でのグループ会話にある「共有」で「PowerPoint プレゼンテーション」を選択した場合にどうなるのかを紹介しましょう。
グループ会話での「PowerPoint プレゼンテーション」とは
「グループ会話」の「共有」で「デスクトップ」や「プログラム」を選択した場合は、参加者が共有されたアプリケーションを「制御する」と言うことで、編集することができました。
さて、「PowerPoint プレゼンテーション」は、どうなるのか?プレゼンテーション中のコンテンツを編集することは誰もできません。「PowerPoint プレゼンテーション」は、発表者が参加者へ向かって PowerPoint での本格的なプレゼンテーションができるという機能です。
「PowerPoint プレゼンテーション」のやり方
開催者は、オンライン会議の時間が決まったら、下記のようにして事前にPowerPoint のファイルをアップロードしておきましょう。
- 参加者へオンライン会議を開く招待状に記載した「会議のリンク」へアクセスして、「グループ会話」を開きます。
- Lync 2010「グループ会話」ウィンドウの「共有」-「PowerPoint プレゼンテーション」とクリックします。
- 「PowerPoint の共有」が開きますので、使いたい PowerPointのファイルを選択し、「開く」ボタンをクリック
- 読み込みが始まりますので、しばらく待ちます。
- 「グループ会話」にPowerPoint ファイルの1枚目のスライドが表示されたら、準備完了です。
- 他にも共有したいのであれば、ステージの左上にある現在共有されれている項目の▼ボタンをクリックします。メニューが表示されますので「新しいコンテンツを共有」をクリックして共有したい項目を追加します。
- 共有項目を切り替えたい時も、ステージの左上にある現在共有されれている項目の▼ボタンをクリックして切り替えます。
「グループ会話」でのプレゼンテーションのやり方
「PowerPoint プレゼンテーション」でのスライドの制御は「グループ会話」ウィンドウの右下にコマンドが用意されています。
なお、これらのコマンドは、開催者だけでなく、参加者も自由に使えるようになっていました。
- スライド枚数:「現在のスライドページ/全体のスライド枚数」で表示されます。上記の例では、3枚あるスライドの1枚目が表示されているとなります。
- 前に戻る:現在のスライドから前のスライドに戻りたい時に使います。キーボードの上矢印キーでも同様の操作が可能。
- 次に進む:現在のスライドから次のスライドに移りたい時に使います。キーボードの下矢印キーでも同様の操作が可能。
なお、参加者はこの「前に戻る」と「次に進む」を使って、見損ねた、ちょっとお先に見たいということもできます。その場合はステージの枠が黄色くなり、「プライベートで表示しています」と表示されます。
発表者と同じスライドに戻りたい場合は、ステージの右上の「発表者のビューに戻る」をクリックします。 - 縮小表示を表示:スライドの縮小版が表示されます。
- 発表者のノートを表示:PowerPointのノートの部分を表示できます。
- 全画面表示:PowerPointスライド部分だけを全画面表示したい場合に使います。解除したい時は、Esc キーを押します。
プレゼンテーション中なので編集はできませんが、参加者や発表者は、要点を強調するためのマークを付けることが可能です。それは、下記のように行います。
プレゼンテーション中に要点を強調するためのマークを付ける
コマンドは、ステージの左下に用意されています。
- レーザー ポインター:コマンドを選択し、マウスの左ボタンを押し続けている間、レーザー ポインターのマークが表示され続けます。なお、一緒に参加メンバーの名前が表示されますので、誰がレーザーポインターで指示しているのかわかります。
- 選択および入力:コマンドをクリック後、スライド上の選択した部分に文字を入力したり、入力した文字列を移動させたりすることができます。
上記画像のようにスライド上にテキストボックスが表示されて、文字入力されます。
ただ、この機能、直接入力であるアルファベットでは問題ないのですが、IME をオンにして日本語入力すると問題が発生しました。スライド上に直接入力できず、Word 2007で文書に直接文字入力ができない で紹介した小さなテキストボックスみたいな所(システムライン変換)に文字入力されました。
ただし、変換を確定すると、スライドのテキストボックス内に表示されました。 - 描画ツール:▼ボタンをクリックすると、描画できる項目が表示されます。
描画したい項目を選択して、スライド上でマウスをドラッグして描きます。 - 色の選択:文字や描画ツールで使う色を▼ボタンをクリックして選択します。
- ペン ツール:▼ボタンをクリックすると「ペン」は「黒」「青」「緑」「赤」、「蛍光ペン」は「黄」「ターコイズ」「明るい緑」「赤紫」で書くことができます。
- スタンプツール:▼ボタンをクリックすると「→」「チェック印」「×印」のスタンプが利用できます。
- 画像の挿入:スライド上に選択した画像ファイルを挿入することができます。
その他のツール:現在使えるコマンドとそのショートカットキーが表示されます。 - コメントと共に保存:追加したコメントやマークごとXPS形式で保存しておくことができます。
なお、つけたコメントや印は、セッション中マウスで押さえると、誰が付けたものなのか、わかるようになっています。
しかし、XPS形式に保存してしまうと、参加者の誰が付けた印なのか?までは記録されていませんでした。
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