iPhone 4を海外で使ってみた
今年の Microsoft MVP Global Summitには、「海外でも使える!」という iPhone 4 を持って行きました。しかし、実際に、どういう風にすると使えるのでしょう?道中いろいろ教えていただきましたので、私の忘備録を兼ねてご紹介しましょう。
電話を掛ける際
- サービスを Softbank から海外のサービスに切り替える。
Softbankが提携しているアメリカの定額対象社は、AT&T。Softbankの説明では、手動で「設定」-「キャリア」から選択して切り替えるとのことでした。
参考:iPhone 4 / 3GS:国際ローミング | ソフトバンクモバイル
しかし、搭乗する際に「設定」の「機内モード」を「オン」にし、程なくスリープボタンを長押ししてiPhoneを終了。米国に着いてから再起動、「機内モード」を「オフ」にしたところ、「AT&T」で大丈夫かどうかの確認が出て自動的に切り替わりました。
なおかつ、時刻も自動的に米国の「太平洋標準時」に切り替わりました。これは便利。 - 電話のかけ方を覚える
電話のかけ方には、2通りあるのですが、考え方は3通りあることを教えてもらいました。
参考:iPhone 4 / 3GS:国際電話 | ソフトバンクモバイル
- 米国内から米国に在住する人にかける場合
キャリアを米国内のものである「AT&T」に変更すれば、そのままかけても大丈夫でした。 例えば、4××-×××-××× という番号の場合は、そのままかけます。
よく、海外の方の名刺に +1-4××-×××-××× と記載されているものがありますが、最初の +1 は要らないそうです。 - アメリカ国内から日本にかける場合
これは、国際電話のかけ方になります。
例えば、固定電話の東京 03-×××-×××× の場合、頭に国際電話の番号を付け、次に日本の国番号である 81 を付けます。そして市外局番の 0 を取ります。つまり、こんな感じ、010-81-3-×××-××××、もしくは、+81-3-×××-×××× とします。なお、iPhoneの場合+は、「キーパッド」の「0」キーを長押しすると表示されます。 - アメリカ国内から一緒に来た日本の知人の携帯電話へかける場合
この場合は、国際電話のかけ方になってしまうことがわかりました。実際には、同じ米国にいるわけなのですが、一端、日本にかけて改めて米国につなぐというイメージなのだそうです。例えば、090-××××-×××× の場合は、010-81-90-××××-×××× もしくは、+81-90-××××-××××といった具合にかけます。
さて、ちょっと気になるのが電話料金です。日本から持ってきた iPhone を米国で使う場合は、すべて国際電話をかけているという料金になります。つまり、米国にいる限り、電話を掛けると1分間125円。しかも、かかってきた電話に対しての料金は1分間175円がかかるとのこと。
ただし、日本から米国にいる私に電話をかけた場合、日本の家族は、日本での料金になるのだそう。しかし、それを受けた私は、国際電話の料金がかかります。これは、かなり痛い!私が海外にいることを知らない知人が電話をかけてくることがないことを祈りましたわ。
参考:国際ローミング 海外のサービスエリアとご利用料金:南・北アメリカ/アメリカ(国番号:1)| iPhone | ソフトバンクモバイル
インターネットを使う際
iPhone の私の契約では、海外パケットし放題が使えるとのこと。これは、1日最大1480円定額です。でも、実際にどんな風に、どのくらい使うのかわからないのでちょっと怖い。
まずは、「設定」ー「一般」-「ネットワーク」では、「3Gを有効にする」と「モバイルデータ通信」を「オン」にして「データローミング」は「オフ」にしておきました。
Wi-Fi が無い所では、iPhoneを使わずにいました。幸い、会場は、ゲストアカウントでWi-Fiが使えるようになっていました。パソコンはもちろんですが、iPhone もほぼこれを使わせてもらっていました。また、シアトルのタコマ空港は、無料で Wi-Fi が使えました。いちいち、使うことを認証しないとなりませんでしたが、うれしいサービスでした。
問題だったのは、ホテルでの自分の部屋。私の泊まったホテルが有線LANでした。無線LANも使えるようなのですが、事前にもらった案内では「有料」とのことでやめておきました。そこで、活躍したのが先日購入したポケットルーター、Logitec(LAN-W150N/PR)。パソコンは、有線で直接ルーターに接続。iPhoneは、無線LANで利用。おかげで、ベッドで寝ころんで Twitter することができましたよ。
帰国して
成田空港に降り立つ前、iPhoneは、「設定」から「機内モード」をオンにした状態で、スリープボタンを長押しして終了させておきました。
日本に降り立ってから、iPhoneを再起動。「機内モード」をオフにして、「キャリア」の検索開始。ところが、米国では即切り替わったのに、成田空港では「Softbank」を見つけてくれません。検索しているのですが、しばらくすると「圏外」という表示になってしまいます。「設定」-「一般」から「3Gを有効にする」と「モバイルデータ通信」がオンになっていることを確認してみたのですが、全く見つけてくれません。
出発する直前まで成田空港で 3G でネットに接続していたのですから、これは変です。「1階にいるからかな?」と建物の外に出てみたり、国際線出発ロビーの4階に移動してみたりもしたのですが、やはり見つけてくれません。
そうこうしているうちに、フッと見つかりました。しかし、何で見つけたのかは全くわからず。
それと、米国のシアトル タコマ空港に降り立った際は自動的に時間が太平洋標準時に切り替わったのに、日本ではいつまでたっても「太平洋標準時」。これは、「設定」-「一般」-「日付と時刻」で「自動設定」をオンからいったんオフに切り替えてみたら即解消されました。
助かったのは、一緒にツアーで参加された方々に iPhone ユーザーが多く、いろいろ教えてもらえたこと。皆さん、一斉に設定を変更し始めるので、追随して「どうするの?」と教えてもらっていました。教えてくださった皆さん、ありがとうございました。
結局、米国で2回ほど電話を使っただけでしたので「通話料 世界対応ケータイ(音声)(海外事業者宛)」が250円のみ。海外でのパケットは全く使わず。後は、日本国内で 3G 回線を使って Twitter をしていたくらい、それが2,000円ほどのようでした。まっ、調子に乗って使わなければ、まぁまぁのもようです。
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コメント
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これは興味深い記事ですね。
SkypeクレジットとSkype番号を買えば3GオフでWi-FiだけでSkypeOutも使えますね。
自分が発信する時は非通知扱いになるので先方が拒否にしてる場合もありますが・・・。
同じツアーの方々もそんな会話してたのかしらw
投稿: ennuihage | 2011年3月10日 12:51