Microsoft Translator Widget に CTF 機能を組み込む方法
ブログパーツ「Microsoft Translator Widget」で Microsoft® Translator Widget (トランスレーター ウィジェット)には、Collaborative Translations という「共同翻訳機能」があることを紹介しました。この Collaborative Translations 機能を Translator Widget に組み込むと Collaborative Translation Framework (CTF)という「共同翻訳枠」が表示され、Web 上でいろんな人と共同で翻訳作業ができるようになります。
Microsoft Translator Widget に Collaborative Translations を組み込みたい人は、メールで takakoa@microsoft.com (すでにこの取り組みは終了しています。メールを送っても返事は来ませんのでご了承ください)へ連絡します。メール本文は日本語で書いて大丈夫ですが、自動返信ではありません。アメリカ在住の担当者がメールを読んでから返事が来ます。よって、日本との時差の関係上、返事が来るまでしばらく時間がかかります。しばらく待っていると、招待コードが送信されてくるでしょう。
さて、届いた招待コード。Microsoft® Translator Widget のページで使うわけですが、英語のページです。どこをどうやって、どうするのやら・・・???
それでは、招待コードをもらったら、どう作業するといいのかを紹介しましょう。
- Windows Live IDを用意します。Windows Live IDを持っていない場合は、Windows Live に新規登録 で作りましょう。
- ブラウザで Microsoft® Translator Widget にアクセスします。
- ページ右上部の「Sign in」か、画面をスクロールさせて「Collaborative Translations」の「Sign in」ボタンをクリックします。
- 英語での Windows Live サインイン画面が開きますので、右側のWindows Live ID 入力欄に、Windows Live IDとそのパスワードを入力して「Sign in」ボタンをクリックします。
- Microsoft® Translator Widget に戻ります。画面をスクロールさせると黒っぽく隠されている「Collaborative Translations」の部分に、今度は「Invite code:」と書かれた入力欄が表示されます。ここにメールでもらった招待コードを入力し、「Validate」ボタンをクリックします。
- Microsoft® Translator Widget に戻ります。これで、黒っぽく隠されていた「Collaborative Translations」の部分がすっきり見えるようになります。
- 次は、Bing Developer AppID を取得します。「Collaborative Translations」の「Bing Developer AppID」入力欄の下にある「Bing Developers Portal」の部分をクリックします。
- 別ウィンドウでブラウザが起動し、Bing Developer Center のページが開きます。
- ページ内の「Create an AppID」リンクをクリック
※画像は、右上の方にある「Create an AppID」のリンクですが、コンテンツ内にも同じ項目のリンクがあります。どちらをクリックしても構いません。 - 「Create a new AppID」ページが開きます。
ここに必要事項を入力します。まずは、「Required information」に入力します。この「Required information」の部分は、必須です。抜けていると AppID がもらえません。なお、入力言語は日本語で入力しても構いません。自分でわかりやすい内容で入力してください。どんなことを入力すればいいのかは、下記を参考にしてください。
英語 説明 Application name これから取得するアプリケーション ID の名前
「Collaborative Translations」とか「共同翻訳機能」でもいいでしょうDescription これから取得するアプリケーション ID の説明 Company name ご自身の会社名や所属 Country/region 住んでいる国 Email address ご自身のメールアドレス - 「Email address」入力欄の下にあるチェック欄は、何か問題が生じた際、その入力したメールアドレスを使って連絡してもいいかどうかの同意をする欄です。
チェックを付けておくといいでしょう。 - 「Optional information」にある「Website」には、お持ちであれば自分の Web ページやブログのURLを記入します。
- 「API terms of use」の内容を確認し、「Click here if you agree to the terms and conditions detailed above.」へチェックを付けます。
- 「Agree」ボタンをクリック
- 「Bing API 2.0」というページに移動します。今、名前を付けたアプリケーション名の下に、妙に長い英数字の文字列が表示されていることでしょう。これが、取得できた AppID です。この文字列を選択しコピーします。
- 別ウィンドウで開いている Microsoft® Translator Widget に戻ります。Windows Live ID でサインインしていることを確認し、上から順番に必要事項を入力します。入力の仕方は、ブログパーツ「Microsoft Translator Widget」を参考にしてください。
- 「Collaborative Translations」では、「Enable Community Translations」(訳:コミュニティの翻訳を有効にする)にチェックをつけます。すると、グレー表示で入力不能だった「Bing Developer AppID:」欄が黒い表示に変わり、入力欄も入力可能になります。
- 「Bing Developer AppID:」欄にコピーした AppID を貼り付けます。
- Generate widget の「I agree to the Microsoft Translator Terms of Use.」(訳:マイクロソフトの翻訳利用規約に同意します。必須)にチェックをつけ「Generate code」ボタンをクリックします
- Collaborative Translation Framework (CTF)機能が組み込まれた Translator Widget タグコードが表示されます。後は、表示されたコードをコピーして、自分の Web ページやブログに張り付け、表示させます。
なお、このタグコードには、script が使われています。私の「ココログ」では問題なく表示されていますが、ブログサービスの中には、script タグを勝手に書き換えてしまうものがあります。そういうブログサービスでは、Microsoft Translator Widget が正しく表示されませんので、ご留意ください。
開発系の方には、katamari.wankuma.com さんのBing Translator ツール 翻訳 API もどうぞ!
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