Windows 7 の Windows 転送ツールの使い方(1)
2009年10月発売の Windows 7 を心待ちにしていらっしゃる方も多いと聞くようになりました。私の周りでも Windows XP から乗り換えようと思っていらっしゃる方が何人かいらっしゃいます。
さて、そんな方々から「XP から 新しく買った Windows 7へ、どうやったらスムーズにデーターを移動できるでしょうか?」という質問をいただきました。
古いパソコンから新しく買った Windows 7へ自分のデーターや設定を移すには、Windows 7 の「Windows 転送ツール」を使ってみると良いでしょう。Windows XP ならばユーザーの「マイ ドキュメント」や「マイ ピクチャ」、「マイ ミュージック」などのデータ、電子メールの受信トレイ、送信トレイや設定をスムーズに移すことができます。また、複数のアカウントを作っている場合でも、1回の転送で全てのアカウントを移動させることはできますよ。
Windows 7の Windows 転送ツールが使えるOSは、下記の通りです。
Windows 7の Windows 転送ツールが使えるOS
- Windows XP SP2/SP3
- Windows Vista SP1/SP2
- Windows 7
※Windows 7 Beta や Windows 7 RC のデータも移せます。
※Windows Vista、Windows 7 共に 32 bit から 32 bit や 64 bit 、64 bit から 64 bit へ移すことはできますが、64 bit から 32 bit へ移すことはできません。
Windows 7の「Windows 転送ツール」使うには、古いパソコンに「Windows 転送ツール」をインストールする必要があります。まずは、Windows 7からツールをコピーします。次に、古いパソコンに「Windows 転送ツール」をインストールし、データを転送する準備をします。最後に Windows 7 にデーターを転送します。では、順番に説明いたしましょう。
Windows 7の Windows 転送ツールをコピーする
※Windows 7 が起動しているパソコンがまだない場合は、Windows 7 の Windows 転送ツールはどこにあるの?をご参照ください。
- Windows 7 で、[スタート]メニューから「すべてのプログラム」-「アクセサリ」-「システムツール」と進み、「Windows 転送ツール」を選択。
- 「Windows 転送ツール」が起動したら「次へ」をクリック
- 「項目を新しいコンピューターに転送する方法を選択してください。」 が開きます。今回は、転送ツールを別のコンピューターにインストールする準備がしたいので「外付けハード ディスクまたは USB フラッシュ ドライブ」をクリックします。
- 「現在使用しているコンピューター」が開きます。今は、Windows 7 を使っているので、「これは新しいコンピューターです」をクリックします。
- 「Windows 転送ツールで、今までのコンピューターのファイルを外付けハード ディスクまたは USB フラッシュ ドライブに保存済みですか?」と聞かれます。まだ保存していないので「いいえ」をクリックします。
- 「今までのコンピューターに Windows 転送ツールをインストールする必要がありますか?」と聞かれます。古いコンピューターに「Windows 転送ツール」をインストールしたいので、「ここでインストールする必要があります」をクリックします。
- 「今までのコンピューターに Windows 転送ツールをインストールする方法を選択してください。」が開きます。「外付けハード ディスクまたは 共有ネットワーク フォルダー」と「USB フラッシュ ドライブ」の2つが選択できます。都合の良いほうを選びます。(USB フラッシュ ドライブとは、USB メモリーのことです)
保存されてから確認してみたところ、転送ツールは、32MBほどでした。さほど大きくないので、「USB フラッシュ ドライブ」を選んでも良いでしょう。USB メモリーを Windows 7に挿入後、「USB フラッシュ ドライブ」をクリックします。
※USB メモリーは、何も保存されていないものが良いかもしれません。最初、過去に BitLocker の検証に使ったいろいろ保存されている USB メモリーを使ってみたところ、うまく動作してくれませんでした。 - 「フォルダーの参照」が開いて「Windows 転送ツールを保存する USB フラッシュ ドライブを選択してください。」と表示されます。正しいかどうか確認して「OK」をクリックします。
- Windows 転送ツールのコピーが始まりますので、しばらく待ちます。
- 「Windows 転送ツールを今までのコンピューターにインストールします」と表示されたら、コピー完了です。
- Windows 7から USB メモリーを抜きます。なお、USB メモリーの抜き方がわからない場合は、Windows 7 で USBメモリーを安全に抜くをご参照ください。また、「Windows 転送ツール」の画面は、このままにしておいても構いませんし、×ボタンで閉じてしまっても構いません。
次は、コピーした「Windows 転送ツール」を古いパソコンにインストールしますが、この続きは、Windows 7 の Windows 転送ツールの使い方(2)でどうぞ。
« Windows 7 RTM のメールソフトは? Windows Live 製品をインストール | トップページ | Windows 7 の Windows 転送ツールの使い方(2) »
「Windows 7」カテゴリの記事
- 「世の中は不思議なことだらけ」のイメージキャラクター変更(2020.01.18)
- 「お使いの Windows 7 PC はサポート対象外になっています」と表示(2020.01.17)
- 新元号「令和」に対応できる Windows 10 Ver.1809 用更新プログラム配信(2019.05.04)
- Windows 7/8.1 用の従来の Skype がダウンロードできない(2018.07.06)
- デスクトップ版 Skype で自動アップデートを止めたい(2018.04.19)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Windows 7 の Windows 転送ツールの使い方(1):
» WindowsXP/VISTAの環境をWindows 転送ツールを利用してWindows7へ移行する [パソコンと家電の豆知識]
WindowsXPやVISTAからWINDOWS7への環境移行にはWindows 転送ツールを利用するととても簡単に環境移行ができます。新しくWindows7をインストールしたPCから、外付けハードディスクを利用して環境を移行する手順を...... [続きを読む]
« Windows 7 RTM のメールソフトは? Windows Live 製品をインストール | トップページ | Windows 7 の Windows 転送ツールの使い方(2) »
Windows7 を購入し、この問題に直面していたので、大変役に立ちそうです。
早速実行してみます。
投稿: Nakanishi | 2010年2月24日 08:26
初めまして。山本と申します。
Windows7 を使っています。
最初に“Microsoft Office Outlook 2007 ”に登録して使っていたのですが
アドレス帳等よく分からなくてが使いずらいので、“Windows Live メール”を使うことにしました。
色々やって使えるようになったのですが“Microsoft Office Outlook 2007 ”に入っていたデータを
“Windows Live メール”に移行させたいのですが、受信メールしか移行できません。
自分が送信したメールや、その他、保存・下書きとして残っているメールは移行できないのでしょうか?
もし方法があれば、何とぞ御教示頂きたくよろしくお願いいたします。
投稿: 山本 | 2010年6月 4日 18:14
山本さん、いらっしゃいませ!
2つ同じコメントが投稿されていましたので、1つ消させていただきました。
さて、ご質問の件です。
あいにくと、私は、Outlook 2010になっており、Outlook 2007を使っていません。
Outlook 2010と2007では微妙に違うため、検証不能です。
そういった質問は、専門の質問サイトで行ってください。
Windows Live Solution Center Mail Client フォーラム
http://windowslivehelp.com/forums.aspx?productid=15
投稿: ラム | 2010年6月 4日 20:29