PPTでプレゼンをする方法
先日、県主催のとある研修会に参加してきました。県内から180名ほど集まっての研修会で、参加者の年齢は40歳代後半から60歳代という感じでしょうか。かなりの人数で前半1時間半、休憩15分を挟んで後半1時間半の研修を受けてきました。
講師は、前半が県内にある某相談センターの所長さんと主任さん。そして、後半が関係する研修会があると日本全国を出向いておられる某研究所代表のプロの方でした。
さて、その研修を受けていて、ものすごく驚くようなことが前半の部にありました。
一応、皆さん、パワーポイント(PowerPoint:PPT)を使ってプレゼンテーションをしてくださるのですが、某相談センターの主任さんがこのPowerPoint(PPT)で、すごい使い方をしてプレゼンテーションしてくださったのです。
※ここでは、PowerPoint 2007を使って説明しますが、今回、私が参加してきた研修で使われたものではありませんので念のため。
その主任さんは、PowerPointでスライドを一枚ずつ進めながら話をしてくれるわけです。しかし、その1枚ずつ進める際に、いちいち右クリックして、表示されたメニュー内から「次へ」を選択していたのでした。
それを毎回、毎回するのです。中には、アニメーションが設定されているスライドもあって、右クリックして「次へ」、右クリックして「次へ」・・・と繰り返さなければなりませんでした。終いには、話とパソコンの操作がグチャグチャになってきて、右クリックの方を先にしてしまって、表示される「コンテキストメニュー」が開きっぱなしになっているのに気がついていないと言う事態になりました。
コンテンツの上にコンテキストメニューを広げたままにしてありますから、肝心のコンテンツに何が書いてあるのかわからないまま、プレゼンテーションが進む。。。と言うことになってしまったわけです。
さて、これを見ていて、私は、PowerPointに関するプレゼンテーションのやり方で、もっと驚く方法で行われたのを思い出しました。それは、数年前のことです。PowerPointのスライド編集画面でそのままプレゼンテーションをされたのでした。
PowerPointの左側に各スライドのサムネイルが表示されていますね。ここをマウスで1つずつクリックして選択し、大きく表示される編集画面を見せていたのでした。
それにしても、かなり驚いてしまったので、最近のPowerPointの解説本はどうなっているのだろう?と本屋さんへ行って見てきました。
PowerPoint 2007 初心者用の本には、「スライドショーのやり方」としてこんな風に書いてありました。
最初からスライドショーを行う場合は、F5。現在のスライドからスライドショーを行う場合は、Shift+F5。
もしくは、ステータスバーの 「スライドショーのアイコン」をクリック。
または、リボンの「スライドショー」タブを開いて「最初から」を選択。
それと、スライドショーでスライドを進める方法です。これは、ほんの数行。「マウスをクリックする。もしくは、Enterキーを押す」と書いてあるだけでした。
しかも、これらが書いてあったのは、PowerPointの入門編ぐらいの本でした。ちょっと高度なことを紹介している本では、PowerPointでスライドを作ったり設定したりする方法ばかり紹介されていて、プレゼンテーションで使う機能に関しての説明が見当たらないのか、探せないだけなのか。とにかく、わかりづらかったです。
確かに、講習をしてくださった皆さんのコンテンツは、それなりにしっかりできれいたのですが、肝心のプレゼンテーションがこれではねぇ・・・
と言うことで、PowerPointでプレゼンテーションを実際にする方法です。
まず、表示を「スライドショー」にします。
PowerPointを起動させてスライドショーを表示する方法
- F5キーを押す
- ステータスバーの 「スライドショーのアイコン」をクリック
- リボンの「スライドショー」タブを開いて「最初から」を選択
PowerPointを起動させずにスライドショーを表示させる方法
- PowerPointのスライドショーをしたいファイルを右クリック
- 表示されたメニューから「スライドショー」を選択
以上の方法で、PowerPointのファイルをスライドショーで表示させます。その後のスライドを進める方法は下記のようにおこないます。
- マウスでクリック
- キーボードの Enter キーを押す
実は、これだけで、スライドは進むのです!
なお、スライドショー中にマウスポインタを振ると、画面の左下に、薄く操作アイコンが表示されます。
各操作アイコンは、マウスで押さえると濃く表示され、クリックすると選択した動作が実行されます。
この操作アイコンを使わずに、1つ戻したい場合は、バックスペースキーもしくは、左矢印キーを押します。また、スライドショーを途中で中断したい場合は、Esc キーを押します。
さて、某研究所代表のプロの講師は、ちゃんとしたアイテムをお持ちでした。レーザーポインターと言うものです。ワイヤレスマウスの一種でPowerPointのページ送りや他のアプリケーションも操作できるのです。
マウスの機能もそのまま使いたいのであれば、こんなマウスもあります。
Presenter Mouse と言うのですが、マウス底面に配置されたボタンを押すとプレゼンターとしても使用できる多機能マウスです。プレゼンテーション資料をスライド ショー表示にすれば、スライドを「次へ」「前へ」とページ送りすることができます。
今回の研修を受けていた方々は、PowerPointを使ったことのないような方々ばかりでしたから「そういうもの」と言う感じで見ていた方が多かったことでしょう。しかし、私は、気になって気になって。駆け寄って教えてあげたい衝動を抑えていたのでした。
2009年2月19日 追記:
もうちょっと、詳しい方法を紹介しました。続きは、PPTでプレゼンをする方法(2)をどうぞ。
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