Vista の Snipping Tool を使ってみた
Windows Vista のアクセサリに新しく入った「Snipping Tool」を使ってみました。
※Windows Vista Home Basic には、搭載されていません。
Snip とは、「はさみで切る」という意味だそうです。このツールを使うと、パソコンの画面上に表示されているものをはさみで切り取ったかのように「Snipping Tool」へ取り込むことができるということのようです。
使い方ですが、まず「Snipping Tool」を起動させます。
すると、小さな操作画面が開きます。「新規作成」の▼ボタンを押すと、どんな具合に画面を取り込むか指定できます。指定できる画像の切り取り方は、「自由形式の領域切り取り」「四角形の領域切り取り」「ウインドウの領域切り取り」「全画面領域切り取り」の4種類です。
「自由形式の切り取り」を選択すると、切り取る部分をマウスやペンタブで自由に指定できます。下記は、ハート型に切り取ってみました。
「四角形の領域切り取り」を選択すると、マウスでドラッグした範囲が四角形になって指定できます。
「ウインドウの領域切り取り」は、マウスで選択指定したウインドウを丸ごと指定可能です。
「全画面領域切り取り」は、現在表示されている画面を丸ごと貼り付けます。
なお、ペイント画像、および、スニッピング描画の協力は家の娘のランです。
切り取り画面の指定が済むと切り取られた画面に余白が付いたメイン画面が開きます。
余白や切り取った画面には、3番目の画像のようにペンや蛍光ペンを使っていろいろ描き加えることができます。ペンの色は、赤と青と黒が標準で用意されており、カスタマイズで選択すると色やペン先の太さを指定できます。ただし、蛍光ペンの色は、黄色しかありませんでした。また、マウスを使っての描き加えのため、キーボードでの文字入力はできませんでした。
消しゴムは、描いた部分をドラッグすると、一筆で描いた部分をサッと消してくれました。
描きあがったものは「切り取り領域の保存」で保存可能でした。ただし、続きを描きたい場合は、ペイントを使わないとできませんでした。Snipping Tool で保存した画像を再度Snipping Tool で開くことはできません。
また「切り取り領域の送信」を使うと、リッチテキスト形式でメール本文に画像を挿入できますし、テキスト形式にしたい場合は、添付ファイルとして送信することも可能です。
マウスでの絵心がある人には、なかなか面白い機能だと思います。しかし、私は、マウスで描くということが苦手です。欲を言えば、キーボードでの文字入力とMS Office の「図形」にあるような線や矢印程度で良いですから、簡単な図形が挿入できるようになると良いですね。
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コメント
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スニッピングツールは、ペンタブを使ってするものと思ってましたが、マウスを使っても上手に出来るのですね。
投稿: 与根河 | 2007年8月11日 23:16