XP Mode でもウイルス対策ソフトは必要?
Windows 7 Professional(32bit)に、XP Modeをインストールしました。Windows XP Mode を起動してみたところ「コンピュータが危険にさらされている可能性があります」という警告が出ました。しかし、Windows 7には、ウイルスバスターが入っています。それでも、Windows XP Mode にウイルス対策ソフトを入れた方が良いのでしょうか?
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警告を読みますと「ウイルス対策ソフトウェアがインストールされていない可能性があります。問題を解決するには、このバルーンをクリックしてください。」とあります。クリックしてみると、「セキュリティ センター」が開き、「ウイルス対策」が「見つかりません」と表示されます。
Windows 7 と Windows Virtual PC 内にインストールされたOSは、同じネットワーク回線を利用します。しかし、それぞれは独立した環境なのです。よって、Windows 7だけにウイルス対策ソフトを導入しても、Windows virtual PC 内にインストールした OS までは守ってくれません。
ということで、Windows XP Mode 内にも、Windows 7とは別にウイルス対策ソフトをインストールする必要があります。ただ、有償版のウイルス対策ソフトをWindows XP Modeにもインストールするのは、ちょっとつらいものがあることでしょう。
Windows virtual PC には、Microsoft が無償で配布しているウイルス・スパイウェア・マルウェア対策ソフトの Microsoft Security Essentials を利用すると良いでしょう。
Microsoft Security Essentials のダウンロード方法
- Windows XP Mode のウィンドウモードで、Internet Explorer を起動させます。
以降は、Windows XP Mode ウィンドウ内で作業します。 - Microsoft Security Essentials のページを開きます。
- 「今すぐダウンロード」ボタンをクリック。
- 「Microsoft Security Essentials のダウンロード」の案内画面が開きます。
XP Mode は、Windows XP SP3 Professional 32ビット版なので「Windows XP (32 ビット)」をクリックします。 - ここで「情報バーにお気づきですか?」という表示が出ることでしょう。
「情報バーにお気づきですか?」のメッセージ画面は「OK」ボタンで閉じます。 - 「セキュリティ保護のため、このサイトによる、このコンピュータへのファイルのダウンロードが Internet Explorer によりブロックされました。オプションを表示するには、ここをクリックしてください。」と書かれている「情報バー」をクリックします。
- オプションのメニューが表示されますので、「ファイルのダウンロード」をクリックします。
- 再度、「今すぐダウンロード」ボタンをクリック、「Microsoft Security Essentials のダウンロード」の案内画面より「Windows XP (32 ビット)」をクリック。
- 「ファイルのダウンロード - セキュリティの警告」が表示されるので、内容をよく確認し「保存」ボタンをクリック。
- 「名前を付けて保存」が表示されるので、わかりやすい場所(デスクトップ)を指定し、「保存」ボタンをクリック
- ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして「実行」し、インストールを開始します。
- Microsoft Security Essentials のインストール手順に関しては、Microsoft Security Essentials 日本語版をご参照ください。
- Microsoft Security Essentials がインストールされたら、通知領域に警告のメッセージがなくなったことを確認します。
※Microsoft Security Essentials のインストールが完了したら、ダウンロードしたファイルは削除してしまって構いません。
2010年5月14日 追記:
本当に XP Mode にもウイルス対策ソフトが必要かどうか、確認した結果があります。XP Mode でもウイルス対策ソフトは必要?(2)でどうぞ。
参考:Microsoft TechNet 「Windows XP Mode の構成と使用」より
重要
Windows Virtual PC のいくつかの機能によってホスト オペレーティング システムとゲスト オペレーティング システム (Windows XP など) の統合が強化されますが、オペレーティング システムは独立しており、個別に管理する必要があります。 たとえば、Windows Update やウイルス対策プログラムなどの機能やツールで提供される保守のメリットを享受するには、ゲスト オペレーティング システムにそれらをインストールして実行する必要があります。
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こんにちは。
以下、以前 Twitter でお話した内容と同じことですが...
通常、XP Mode を統合モードで起動した場合、XP Mode で実行されているアプリケーションがすべて終了した時点?で XP Mode の仮想マシンも自動的に終了します。
ですが、XP Mode に MSE (に限らず常駐モノ全般?)を入れると、常駐モノと統合モードで起動されたアプリケーションの区別がつかないらしく、常駐モノを終了するまで、XP Mode のプロセスがいつまでも居座るようになってしまいます。
XP Mode は比較的大容量のメモリを占有するため、この点について注意を促しておいた方が良いのではないでしょうか。
投稿: 渋木宏明(ひどり) | 2010年5月 9日 22:52
渋木宏明(ひどり) さん、いらっしゃいませ!
「統合モードで起動されたアプリケーション」というのは、シームレスモードで「仮想アプリケーション」として任意のアプリケーションを起動させた場合、Virtual PC 内の常駐アプリケーションがWindows 7の通知領域に居座ってしまう、ということですよね。
これ、何度か試しているのですが、確かに仮想アプリケーション起動中は、常駐物がWindows 7の通知領域に居座ります。
でも、仮想アプリケーションを終了させると、ほどなく、常駐アプリも終了しますよ。
これでは、ダメですか?
後、仮想アプリケーションを起動させても、常駐アプリケーションが通知領域に表示させない方法もあります。
これは、また後日紹介しましょうね。
投稿: ラム | 2010年5月 9日 23:15
仮想PCのネットワークカードの接続モードを共有NATにしておけば、ホストがウイルス対策されていれば仮想PCにはウイルス対策は不要です。XP mode は確かデフォルトが共有NATだったと思います。ブリッジ接続の場合はデータリンク層からの実装になるので仮想PCにも対策が必要です。
投稿: 安藤@大分 | 2010年5月13日 12:56
安藤@大分さん、いらっしゃいませ!
確かに、XP Mode の「ネットワーク」のデフォルトは、「共有ネットワーク(NAT)」なのですが・・・
この Windows Virtual PC の場合、USBをつなげられる機能もあります。
よって、USBメモリーから、ウイルスが入ってきてしまうことも考えられます。
ホストOSの対策だけでは、不十分でしょうね。
投稿: ラム | 2010年5月13日 19:53
USBでも先にホストに接続してからでないと仮想PCに接続できません。
普通はそこで先に検出されますね。
投稿: 安藤@大分 | 2010年5月13日 22:31
安藤@大分さん、残念ですが・・・
実際に確認してみました。
確認結果は、「XP Mode でもウイルス対策ソフトは必要?(2)」でどうぞ。
http://snow-white.cocolog-nifty.com/first/2010/05/xp-mode-2-efee.html
投稿: ラム | 2010年5月14日 06:50
安藤さん
>USBでも先にホストに接続してからでないと仮想PCに接続できません。
>普通はそこで先に検出されますね。
接続すると自動的に実行されるタイプであればホストでも検出出来るでしょうけど、
実行ファイルを実行しないと動かないタイプのウイルスファイルは
ダイレクトに読み込む前にホストから手動で検索をかけないと検出できないと思いますが。
投稿: みゃう | 2010年5月14日 13:29
ウイルス対策ソフトによっては検出できない場合もありますね。
転ばぬ先の杖ではありませんが、仮想PCにもウイルス対策をしておくに越したことはないですね。
投稿: 安藤@大分 | 2010年5月14日 14:15