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2005年3月23日

アサヒコムのアクセシビリティ

とある視覚障害者から「急に朝日新聞社のサイトが読めなくなった!」と言う連絡が入りました。
視覚障害者は、新聞を読みたいと思った時、WEB上の新聞社のサイトへ行ってパソコンの画面に書かれていることを読みあげてくれるソフト(スクリーンリーダー)搭載機で新聞を読みます。

しかし、Internet Explorerを音声ガイドを頼りに操作するのは、果てしなく難しいのです。特に新聞社のサイトは、複雑にできていて、読みたい記事にたどり着くまでが大変なのです。
そこで、最近では、RSSリーダーの仕組みを利用したソフトで新聞を読む方が増えています。
無償のものでは、ニュースTOスピーチ 、有償のものでは、MyNewsがあります。これを使うと面倒な操作をせずに簡単なキーボード操作だけで、自分の好きな新聞記事の項目を読むことができます。

さて、問い合わせの方もそんなソフトをお使いのお一人。
ところが、3月の中旬から急に読めなくなってしまったとのことでした。

朝日新聞社のサイト「アサヒコム」へ行くとすぐに「文字拡大・音声」という項目を見つけました。開いて見ると、

アサヒ・コムは、ウェブ・アクセシビリティー(※)の向上を目的に、ホームページを音声で読み上げたり、文字を拡大表示したりする支援ツール「WebUD(ウェブユーディー)」を導入しました。

というもの。どうもこれを導入するために、サイト全体に手を加えたらしく、不都合を生じさせていたようです。
幸いにも「ニュースTOスピーチ」「MyNews」共、対応モジュールができており、アップデートさせれば再度支障なく使えるようになっていました。

では、アサヒコムさんの努力の成果を見てみましょう!ということで、文字拡大・音声ツール「WebUD」を私のパソコンにインストールしてみました。
「WebUD」は、音声読み上げをしてくれるブラウザなのですが、マウスを使わないと使用できませんでした。つまり、全盲の視覚障害者には、何の役にも立たないものでした。それに、このブラウザが使えるのは、この「アサヒコム」サイトだけ。
残念ですが、これじゃインストールしてもあまり役にたちませんわ。

とりあえず、空回りしていらっしゃるようですので
「WebUD」について、ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームよりお送りください。
と言うところがありましたので、意見を送っておきました。来た返事は

朝日新聞社サポートセンターです。

日頃は asahi.com をご利用いただきありがとうございます。

この度は、アサヒコムの新サービスについて、貴重なご意見をいただきましたこと、感謝申し上げます。

アサヒコムでは皆様からのご指摘をふまえて、改善できる点は対応してゆき、今後のサービス向上に役立てさせていただきます。

今後とも asahi.com をよろしくお願いいたします。

まぁ、そんなお返事しかできないでしょうね。
Internet Explorerでアクセシビリティ向上は、難しいのかもしれませんね。

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コメント

トラックバック、どうもです。
別にアサヒ・コムだけやり玉に挙げるつもりでもないんですが、「ユニバーサル・デザインを導入」とアサヒ・コムさんのサイト自体で堂々と宣言されているわりにはなーと思いました。

こちらに来たお返事も、質問に対しての回答ではなく、ラムさんとこに来たようなもんでしたし。

UNIXとまで言わないでもMacの人もいるんだし。

サイト制作サイドは閲覧している人の環境を、もっと、しっかりと把握してほしいものです。

石田さん、いらっしゃいませ!

> サイト制作サイドは閲覧している人の環境を、もっと、しっかりと把握してほしいものです。

いや~、知らないんだと思います。
後、MacやUNIXは、無視...
そして、実際に使ってみないとその不便さは、わからない。
私も実際にPC-Talker(スクリーンリーダー)搭載機を触ってから、わかってきたしだい。
理解していただくのは、難しいですわ。(_ _)ハァ

ラムさん、やっぱりあなたはすごい!
さすがでございます。アクセシビリティの向上は、IBMが随分前から取り組んでいますよね。IBMホームページビルダーの初期バージョンから、「アクセシビリティのチェック」というメニューがあるくらいですから。
とにかく、世の中には、色々な手法でブラウズする人が居ますから、少なくともニュースを飯の種にしているサイトなら、最低限のブラウズチェックをして欲しいもんです。

え?私?私は・・・IBMホームページビルダーを使ってますが、サイト更新前に必ず次のチェック機能を動作させます。

・半角カナチェック
・構文エラーチェック
・アクセシビリティチェック
 (画像に代替テキストがあるか?などのチェック)

それと、弱視の方向けに、

・フォントサイズを固定しない
・見栄えのために、文字をGIF化することはできるだけ避ける。

といったことを心がけています。100%遂行できてませんが・・・。
いずれも、ブラウザの設定を変更しても、文字を大きくすることができないから、が理由ですね。

個人のサイトだったら、これくらいで勘弁して。(笑)

Prowler7010 さん、いらっしゃいませ!

そうです、そういった小さな気遣いが大事です。
よろしくお願いいたします!と共に、がんばってくださいませ。m(_ _)m

 こんばんはです。

 えー、実は我が社もWebUDを導入します。

 導入の経緯はまぁ、いろいろとありますが、私(達)の意見としては「不要」というものでした。アクセシビリティは本来Webページの制作の際に考えるものであって、このようなツールを使って実現するものではないからです。

 また、このようなツールを使う必要のある方は、パソコンの操作のためにもソフトが必要となるため、すでに導入しているはずです。このページまでアクセスしてインストールすることができる人には不要なのです。

 でもまぁ、入れたいという人もいたので、それはそれなりですが、日立、IBMも同様のものを作っています。どうせ入れるならとWebUDを選びました。それはこのツールには漢字のひらがな変換機能が付いているので、視覚障害だけでなくLDや知的障害を持った方にも優しいからです。

 実はこのWebUDのプログラムに関わった人は知り合いですが、別のブラウザ開発の時に私も関わらせていただいて、ひらがな変換などはそのときの技術を応用したものだと言っていました。

 さて、アクセシビリティのチェックの件ですが、実はホームページビルダーはあまり評判がよくありません。なぜなら、どこでもモードというやつが標準だからです。このモードで作成すると、作成した順に読み上げることになります。つまり画面の位置は下の方に書かれた文字でも、最初に書いてあればそこから読み始めるのです。

 まぁ、いろいろとありますが、このようなツールでも、使われることによってアクセシビリティに対する意識が高まってくればいいですよね。

小野さん、いらっしゃいませ!

> えー、実は我が社もWebUDを導入します。

わぉ!失礼いたしました。
って、どこのことだかは・・・?
よかったら、紹介してくださいね。私からは、ちょっとやめておきますね。

>  また、このようなツールを使う必要のある方は、パソコンの操作のためにもソフトが必要となるため、すでに導入しているはずです。このページまでアクセスしてインストールすることができる人には不要なのです。

私もそんな気がしました。
例のソフトを使っている方も、自力でできる方です。でも、急に変わってしまうと「どうなってしまったのだろう?」と不安になってしまうのです。

ただ、私もこのWebUDの漢字にふりがなをつける機能は、感心しました。

「アクセシビリティに関心があります!」と言う姿勢は、大事だと思います。
でも、全ての人に対応すると言うのは、なかなか難しいことだと思います。

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